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2017.12.26

【前編】新年に向けて健康準備!セルフメンテナンスのすすめ~おくち編~

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今年も残すところあとわずか。この時期は、楽しかったことなど一年を振り返っている人も多いかと思いますが、この機会に健康についても改めて考えてみませんか?
そこで、「前編」「後編」の2回にわたり、健康な新年を迎えるためのセルフメンテナンス法をご紹介します。今回は、前編として、放っておくと様々な病気に繋がる「おくちの健康」についてお話します。おくちの健康に大きく関わる「正しい歯ブラシの選び方」もご紹介しますので、新年に向けてぜひ準備してくださいね。

からだの健康にはおくちの健康が必要不可欠

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おくちの健康とからだの健康は、密接な関係にあるのをご存知でしょうか?おくちが病気になると、悪い細菌が繁殖し、口内の粘膜や血液などを通して、全身にもさまざまな影響を及ぼすことがあります。ひどい場合は、「動脈硬化」や「骨粗しょう症」などになってしまう可能性も考えられます。
また、こちらの記事でもご紹介したように、おくちの環境が「糖尿病」に関係することも……。からだ全体の健康のためにも、おくちの健康を保つことが重要といえます。

口内環境のバロメータ!ハグキの健康セルフチェック

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おくちの健康状態を表しているのがハグキ。ここでは、鏡を使って簡単にできるハグキのセルフチェック方法をご紹介します。

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ハグキがキレイなピンク色をしていたら健康の証。赤色になっている場合は歯肉炎などで炎症を起こしている状態です。また、赤紫色のハグキは炎症が進んで歯周炎になっている状態です。ここまでくると、膿が出たりハグキが下がるなどし、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうことも……。放っておかずに歯医者で治療してもらう必要があります。
健康なピンク色のハグキを保つためには、やはり毎日の歯磨きが大切ですよ。

健康なおくちは歯ブラシ選びが全て?!自分に合った1本を選ぼう

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おくちを健康に保つには歯磨きが大切ですが、実は歯ブラシ選びは毎日の歯磨きの質を左右するくらい大切なことなのです!ハグキの状態やケアの目的に合わせて選ばないと、せっかく歯磨きしてもしっかりとプラークやステインが落とせていなかったり、ハグキが痛くなったりします。
ここでは、正しい歯ブラシ選び方をご紹介します。

<STEP1 ヘッドサイズ>磨き方から選ぼう

ヘッドサイズは、上前歯2本分の幅が目安ですが、磨き方によって選ぶのが良いでしょう。1本ずつ細かく磨くことができる人や、特に奥歯などしっかり磨きたいという人は、コンパクトヘッドや超コンパクトヘッドを選びましょう。また、細かく磨くことができない人は普通サイズのヘッドがおすすめです。

<STEP2 毛のかたさ>ハグキの状態から選ぼう

ハグキが健康な人は、普通の固さの毛で大丈夫ですが、弱っている人は柔らかめの毛を選びましょう。

<STEP3 柄の形状>力の強さ・握り方から選ぼう

つい強く磨いてしまうという人は、ペンを持つように握れる真っ直ぐで細めの柄を選びましょう。また、手に力が入らない人やしっかりと握れないご高齢の方やお子様は、手の平全体で握れる太めの柄を選びましょう。

<STEP4 毛先>ケアしたい症状から選ぼう

歯周病や虫歯予防をしたい人は、歯垢をしっかりと落とせる先細毛・超先細毛を選びましょう。また、美白したい人は歯面に効率よくハミガキ粉を運ぶ四角断面毛がおすすめ。一方、重度の歯周病の人は、ハグキへのあたりがやさしい3本毛が最適です。

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+αのアイテムで汚れを徹底的に落とそう!

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歯ブラシだけのケアでは、いくらしっかり磨いても歯間のプラーク(歯垢)は61.2%しか落とせてないことが確認されています。
そこで、ぜひおすすめしたいのが「歯間ブラシ」。歯ブラシと併用して使うことで、歯間のプラークを1.4倍も除去できますよ。
歯間ブラシはいくつかのサイズがありますが、初めてでどれを選べばいいか分からないという人は、まず1番小さいサイズを選んでみてくださいね。

出典元:クラブサンスター

まとめ

みなさんのハグキは健康でしたか?今回ご紹介した方法と併せて定期的に歯医者で健診を受けることも大切です。また、新年に備えて歯ブラシの買い替えを考えている人は、ご紹介した選び方をぜひ参考にしてくださいね。次回は、今年一年頑張った自分のからだを見直す「からだ編」をご紹介しますので、チェックしてください。

【後編】新年に向けて健康準備!セルフメンテナンスのすすめ~からだ編~

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