
前編ではおくちのセルフメンテナンスや歯ブラシの選び方についてご紹介しましたが、後編は「からだ」にスポットを当ててご紹介します。今年一年がんばった自分のからだを、年末に改めて見直してみませんか?
ゆがんだ「からだ」をストレッチで整えよう!

健康診断では何の異常も見当たらないのに、からだに違和感やコリを感じることってありますよね。それってもしかすると、“からだのゆがみ”かもしれません。長時間同じ姿勢でいたり、疲れが残ったまま作業していると、筋肉が緊張し続け、偏った姿勢やクセなどで、からだは徐々にゆがんでいきます。ゆがみは時に肩こりや腰痛を引き起こす原因となることも……。一年間、放っておいた“からだのゆがみ”を、今年の内に整えませんか?まずはセルフチェックで、ゆがみの有無を確認しましょう。
- 仰向けに寝たとき、足先の開き方が左右均等ではない
- 椅子に座るとき、いつも同じ方向に足を組んでいる
- 靴底の磨り減り方が左右で違う
- 膝が左右にとびでているように見える
- 正座ができない
- 膝をついたり、立ち上がるのがつらい
チェックが多かった方は、膝関節や股関節にゆがみがある可能性があります。「均整ストレッチ」でからだのバランスを整え、今すぐゆがみ対策を始めてくださいね。
- 椅子に右足を置いた状態から、上半身を右のほうに、ゆっくりとひねり(10~20秒維持)、ゆっくりと戻す。
※手はラクに置けるところ、または腰に添える。 - 右足を降ろし、左足を椅子にのせ、上半身を左の方にゆっくりとひねり、ゆっくりと戻す。
※【1】【2】の動作で、左右に比べ「ラクな方」を2~4回行なう。左右に違いがない場合は、左右交互に2回行なう。 - 最後に「やりにくかった方」で約3秒ひねり、ひねりやすさやカラダの違和感の変化をチェック!
少し余裕がある場合は、【1】【2】の動きに下記も盛り込んでみましょう。
片足をのせたまま前方に体重を移動し、10~20秒維持。ゆっくりと戻す。
生活習慣を見直して、「腸」を喜ばせよう!

からだを見直すうえで無視できないのが、やはり内臓です。健康診断でも細かくチェックする部分なので、気をつけている方も多いのではないでしょうか。ここでは数ある内臓の中でも、比較的手軽に対策に取り組める「腸」に着目してみましょう。
腸内環境は加齢はもちろん、生活習慣の乱れによっても悪化します。さらに、腸内環境の悪化は全身の健康状態にも悪影響!便秘や下痢の原因にもなり、肌荒れや肥満につながることだってあるのです。特に年末年始は運動不足や偏った食生活で、腸内環境が乱れやすい時期です。「腸活」を意識して生活習慣を見直し、新しい年に備えたいですね。
<今すぐ始めよう!毎日の「腸活」チャレンジ>
- 納豆・キムチ・味噌など発酵食品を1品加える。
- 常温の水をたっぷりと摂る。(目標:1日1.5L ※こまめに摂取)
- 1日1回「8時間以上」食べない時間を作って腸を休める習慣を。
- フルーツはなるべく皮付きで食べるのがおすすめ。
- 寝る前に手足の温冷交代浴(温水と冷水を交互にかける)
※就寝後に副交換神経が優位になり、朝の便通がスムーズに。 - お腹まわりの筋肉のストレッチや適度な運動を取り入れる。 など
いい初夢のために♪「睡眠」の質にこだわろう!

からだを見直したら、最後は「睡眠」のチェックも。睡眠が足りないと頭がボーっとしたり、からだがだるく感じたりしますが、影響はそれだけではありません。睡眠不足によりダイエット効果が減ったり、高血圧・糖尿病の発症リスクを高めたりするともいわれています。年末年始はつい夜更かししてしまいがちですが、ゆっくり過ごせるお休みだからこそ、睡眠の質を見直すチャンスです。環境や睡眠時間を改めて見直すことで、縁起のいい初夢が見られるかも……?
<快適な睡眠のコツ>
- 自分にあった高さの枕を選ぶ。(女性の場合は2~4cm程度、男性はもう少し高い枕が目安)
- 平日・休日にかかわらず、毎日同じ時間で起きる。
- 朝起きたら太陽の光を浴び、体内時計をリセット。
- 室温は25~26度、湿度は50~60%がおすすめ。
- スマホ・パソコンは寝室へ持ち込まない。 など
出典元:クラブサンスター
まとめ
「一年の計は元旦にあり」とことわざにある通り、一年の計画は年の始めである元旦に立てるのがベスト。そのためにも、年内にしっかりと健康チェックをして改善すべきポイントを把握しておくことが大切ですよ。この年末は、コラムを参考に、ぜひご自身の「おくち」や「からだ」に目を向けてみてくださいね。
今年一年、サンスター通信コラムをご愛読いただき、ありがとうございました。来年も引き続き皆様のお役に立てる記事をご紹介してまいりますので、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。