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2017.02.24

紫外線がシワの原因!?春が来る前に知っておきたい「紫外線」への心がまえ

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紫外線がシワの原因!?春が来る前に知っておきたい「紫外線」への心がまえ

少しずつ日が長くなり、花のつぼみが綻びはじめる頃。暖かな日差しに少しずつ春の訪れを感じますよね。でも、それってつまり「紫外線量」も増えてきているということ!
そんな春を目前にした今だからこそ、一年を通して意識しておきたい「紫外線」について、改めて探っていきましょう。

3月から「紫外線」は急上昇!

夏至と冬至を境に、日の長さが変わっていくのはご存知のとおりですが、このリズムとほぼ同じように「紫外線」の照射量も変化しています。
ということは、1月頃から紫外線量は次第に増加していっているということ。そして3月頃からは、ピークの7月へ向けて一気に上昇曲線を見せ始めます。

月別の紫外線照射線

夏よりコワイ!?春の紫外線の落とし穴

夏よりコワイ!?春の紫外線の落とし穴

サンサンと太陽が降り注ぐ真夏よりも、実は「春の紫外線」のほうが手ごわい敵だとも言えます。どんな落とし穴が潜んでいるのか見ていきましょう。

「気温」の低さが油断の元に

2月3月はまだまだ寒さが残る時期なので、紫外線に対して油断してしまいがち。ついつい冬の気分のままで、UV対策を怠ってしまうというのは、多くの方が身に覚えのあることではないでしょうか?私自身も耳が痛いお話…。また、空気も乾燥しているので、乾燥と紫外線のダブルパンチを受けてしまう可能性もあり、お肌にとってはとても危険な時期といえます。

春のお肌は「抵抗力」が下がっている!

もう一つの落とし穴はお肌自体の「抵抗力」。冬の間、直射日光をあまり受けなかった肌は、紫外線に対する抵抗力が下がってしまっています。そんなお肌が、いきなり紫外線にさらされてしまうと、かなりのダメージを受けてしまうことに……。紫外線量だけでなく、自分のお肌の状態にもしっかり気を配ることが重要ですね。

知ってるようで知らなかった「紫外線」のこと

紫外線といえば何を連想しますか?多くの人が一番に思い浮かべるのは、「シミ」や「日焼け」ですよね。それももちろん正解。しかし、もっともっと恐ろしい影響が紫外線にはあるのです。「紫外線」がどんなものなのか、深く掘り下げてみていきましょう。

紫外線にはどんな種類があるの?

紫外線はその波長の長さによって、大きくは「近紫外線」と「遠紫外線」に分かれます。「遠紫外線」は酸素分子や窒素分子によって吸収され、通常は地表には到達しないとされています。
一方「近紫外線」は、波長の長さでUV-A(A波)、UV-B(B波)、UV-C(C波)と大別されていて、そのうちUV-AとUV-Bはオゾン層を通過して地表に到達します。そして、地表に到達する紫外線のなかでも9割以上がUV-Aであるといわれています。

「A波」はシワ・たるみのもとに…

A波は真皮にまで届き、ハリや弾力を保つために必要なコラーゲン繊維や弾性繊維にダメージを与えて劣化させてしまいます。肌の奥の大切な繊維が劣化してしまうと、シワやたるみの原因に。要するに、お肌を「老化」させてしまうということですね。
また、恐ろしいことに、一度ダメージを受けてしまった弾性繊維は“二度と回復しない”ともいわれています。

知ってるようで知らなかった「紫外線」のこと

「B波」はシミのもとに…

B波はメラノサイトを活性化させ、防御反応として「メラニン」を生成します。このメラニンが大量に作られてしまうと、ターンオーバーでは排出しきれず肌に残ってしまい「シミ」のもとに。
さらに、B波によって生成されたメラニンを、A波が酸化させ褐色に変化させてしまうこともあります。

まず第一に。紫外線からお肌を「守る」ケアを

まず第一に。紫外線からお肌を「守る」ケアを

紫外線の怖さがよくおわかりいただけたと思います。でも、紫外線を避けるためにずっと家から出ない、というわけにもいきませんよね。そこで大切になってくるのが「紫外線対策」です。UVカットクリームを使ったり、帽子や日傘、衣服などで直射日光を受けないように工夫していきましょう。
また、見落としがちなのが「目」。目から紫外線が入ると「紫外線が強い」と脳へ伝達され、メラニンを生成するよう全身の細胞に指令を出してしまうそう。外出時はUVカット効果のあるサングラスを着用して「目」もしっかり守ることが重要です。

紫外線を受けてしまったら?「回復」を促すケアを

UVカットクリームを塗りなおせなかったり、日傘をさせる状況じゃなかったり。気をつけていても、ついうっかり紫外線を浴びてしまうこともありますよね。そんなときは、なるべく早めに「回復を促すケア」をしましょう。回復を促すためには、お肌が本来もっている「自活力」を底上げしてあげることが大切。
丁寧な洗顔をして、メイク汚れや不要な垢・皮脂を取り除き、しっかり保湿を行うことが基本となります。バランスのいい栄養と、適切な睡眠を取ることも忘れてはいけません。
また皮膚の奥に働く「有効成分」を含んだ、医薬品・医薬部外品に分類されているスキンケア商品も開発されていますので、自分に合ったものを使用するのもいいでしょう。

まとめ

紫外線といえば「日焼け」や「シミ」のイメージが強いので、「シワ」や「たるみ」への影響のほうが深刻だとはとても意外でした。女性にとって永遠の憧れである“若々しいぷりぷり美肌”の天敵が、「紫外線」であるということがよくわかりましたね。
これからまた、春夏秋冬と新しい一年がはじまりますが、紫外線への心がまえを新たにし、自分のお肌と向き合っていってくださいね。

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