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2023.10.18

私のお口は大丈夫?よくあるお口のお悩み6選

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こんにちは。サンスター薬店薬剤師の阪井です。

お薬相談窓口で対応していると、お客様から歯周病についての切実なお悩みをお伺いすることがあります。

過去に戻ることはできませんが、今日からできることを始めることで未来を変えることはできます。

このコラムを歯周病について考えるきっかけにしていただければと思い、

今回は、お薬相談窓口でお客様からよく頂く、歯周病に関する質問をご紹介します。

Q1:私は歯周病なのでしょうか?

年齢と共に、自分が歯周病かどうか気になってきますよね。
実際のおくちの状態は歯科医師にしか診断できませんが、歯周病のリスクをセルフチェックで確認することができます。こちらのサイトでできますので、ぜひ試してしてみてください。

歯周病セルフチェック|歯周病菌とたたかうG・U・M(ガム)|サンスター|SUNSTAR (sunstargum.com)

私も試してみました。結果は、8点。

サンスターの薬剤師 阪井も歯周病にかかっている可能性大でした・・・。思い当たる節もあります。
被せをしている歯は、どうしても食事のたびに物が詰まってしまい、その周りの歯茎がたまに腫れて出血することがありました。

思えば、若い時は歯茎が腫れていても全く気にせず、同じケアを続けていました。 歯科医の先生によると、幸い私の場合は、治療が必要な状態ではないようなので、半年に1回定期歯科健診時に念入りに歯石を掃除することと、毎日丁寧なケアと歯間ブラシやフロスを続けることで、これ以上進行しないよう心掛けています。

ちなみに、30代以上の方の約7割は歯周病と言われています。黄色信号や赤信号が灯った方も、びっくりせずに歯医者さんに相談してみてくださいね。

Q2:歯茎がなんだかブヨブヨしています。出血や痛みはありません。大丈夫でしょうか?

舌で歯茎をさわった時や鏡で歯茎を見た時に、他の歯茎と違ってブヨブヨしていることに気づいた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブヨブヨしているのはハグキが腫れているのかも。歯周病のはじまり、歯肉炎かもしれませんね。 歯周病は、別名「サイレントディジーズ(沈黙の病気)」とも言われていて、気づかないうちに症状が進行する病気です。 痛み・出血と言った目立った自覚症状がない場合でも、早めに歯科医院に相談するのが安心です。

Q3:疲れた時や肩こりがひどくなると、いつも歯が浮いた感じがします。これは大丈夫ですか?

歯を支えている組織が炎症を起こすと歯が浮いたように感じることがあります。 この炎症の原因はさまざまで、歯周病だけでなく、むし歯、歯ぎしりなど噛みあわせの場合、またこれらが組み合わさった場合もあります。 いつも同じところに症状が出る、疲れが取れてもいつまでも症状が続くということあれば、歯周病の可能性が高いかもしれません。 無理せず、体調にはくれぐれも気を付けてくださいね。

Q4:歯周病を放っておくとどうなりますか。治りますか?

特に何のケアもしなくても、気づいたら歯茎の腫れや出血がおさまっていたという私と同じ経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、ケアをしないで放っておくと、段々と歯周病が進行し、やがては歯茎が下がったり歯がぐらぐらするようになってしまいます。 歯と歯茎の境目には、いわゆる歯周ポケットと言われるくぼみがあり、歯周病菌はこの歯周ポケットを棲みかにしています。 歯周病が進むと、ポケットが深くなって、ますます歯周病菌が棲みやすくなり、炎症が進行します。 歯周病が進行してしまうと元の状態に治すことが出来ないため、少しでも歯周病が疑われる状態でしたら、歯科医院へ早めに相 談されることをおすすめします。

Q5:歯磨きをした後、デンタルフロスと歯間ブラシを使っています。徹底的に取り組みたいのですが、他にも取り入れた方が良いものはありますか?

基本的なケアをしっかりなさっていて素晴らしいです。 歯垢除去に対してはしっかり対策していらっしゃるので、さらに追加して取り組みたいのであれば、マウスウォッシュを取り入れられてはどうでしょうか。

マウスウォッシュは、ハブラシが届きにくい歯と歯の間や奥歯の奥の方まで有効成分を届ける事ができ、水ですすぐ必要がないので有効成分が口の中に留まりやすいというメリットがあります。 原因菌がお口の中で増えるのを抑えたり、歯垢が付くのを防いだり、製品によっては出血を防ぐ効果が期待できるものもあります。

いつもの習慣にプラスワンで取り入れられるので、取り組んでみてはいかがでしょうか。 強い刺激が苦手な方はノンアルコールタイプを選ばれるといいですね。

Q6:定期健診の合間に腫れや痛みが出た場合はどうしたらいいでしょうか?

検診の時には治まっていて、合間に症状に悩まされることってありますよね。 すぐに歯科を受診できれば一番ですが、なかなか予約が取れないこともあるかもしれません。

歯周病の基本治療はプラークコントロールなので、こんな時も地道に丁寧なケアを行うことが大切です。 ただ、実際に腫れや痛みがあってハミガキもままならない時には、ハミガキができるように症状を軽減させる手助けとして歯周病の対症療法の薬を使うということも考えられます。

今回は、歯周病に関係したよくあるご相談をご紹介しました。 いつまでも健康に過ごせるようにできることは、毎日の歯みがきだけではありません。 身体を動かすこと、十分な睡眠をとることも大切です。できることを少しずつ取り入れて習慣化してみましょう。

 

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