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2022.08.25

暑い季節を乗り越える。良質な睡眠のための6つのアイデア

夏を快適に過ごすには、「暑気あたり」や「夏バテ」を予防することが大切だと言われています。そのためには、生活環境(気温や室温)と、生活(食事と栄養、良質な睡眠、適度な運動、ストレスなど)の双方から対策がとても大切です。

特に睡眠は、溜まった疲労を取り除き、活力を養うための大切な時間。こちらのコラムでは、高温多湿の日本の環境の中で、睡眠の質をしっかり確保するアイデアをご紹介します。

熱帯夜とは

気象庁では、夜間の気温が25℃以上の夜のことを、「熱帯夜」と定義しています。
熱帯夜は気象庁の正式な統計種目ではありませんが、近年各地で熱帯夜の日数が増加しており、寝苦しい夜の増加が夏バテの一因であると考えられています。

アイデア1:お風呂を活用する

「暑くて入りたくない…」「湯舟につかる時間がない…」などの理由で、お風呂をシャワーだけで終わらせてしまう場合が多い方も多いでしょう。しかし湯船に浸かることは、自律神経を整え、眠りへ誘う体内温度の変化を作り出すためにも効果的です。長い時間、湯舟につからなくても構いません。10分程度でも、湯船に入り、エアコンで冷えた身体を温め、身体をリラックスさせて上げましょう。

アイデア2:適度な運動を心掛ける

日常の適度な運動は、睡眠にも良い影響を与えます。
オフィスワークで、日ごろ運動量が少ない自覚がある方は、食後に15分程度お散歩する、エスカレーターではなく階段を意識して使う、ストレッチ運動をする、など簡単な運動をぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

アイデア3:エアコンを活用する

室温管理対策としてエアコンを上手に使うことも大切です。
高温多湿の日本の環境では、気温が低くい日であっても、湿度が高いと体温コントロールが難しくなるケースがあります。私たちの身体は汗をかくことで熱を放散し、体温を調整するようになっています。多湿の環境にいると、汗をかきづらくなるため、体温コントロールが難しくなる場合があるのです。
エアコンのドライ運転などを上手く活用し、温度・湿度環境を上手にコントロールしましょう。

アイデア4:眠意外と盲点?寝具やパジャマを見直す

近年では、機能性寝具として、冷感のある素材を使った寝具も多数商品化されているので、使わない手はありません。また、部屋着のまま眠っている……という方は、パジャマに着替えるだけで、睡眠の質がグンと上がる可能性も。
これは「寝床内気象」と言って、ぐっすり眠るために最適な温度や湿度を整えることに役立つからです。寝苦しい熱帯夜だけでなく、季節に適した対策の指針として頭の片隅においておくと良いかもしれません。

アイデア5:眠る前にスマホを見ない

就寝前に、特に用事もないのにすぐにスマホを操作してしまう人が多いようです。
スマホの過度な利用は、肩こりや眼精疲労、ストレートネックなどの現代病の一因になる他、画面から出るブルーライトが自律神経の働きを活発にしてしまい、入眠阻害要因になる場合があります。
この対策は夏に限ったことではありませんが、就寝前2時間程度はスマホを操作しないよう心がけましょう。

アイデア6:お腹の調子を整える

これも夏に限らずですが、腸内環境を整えることは、良質な睡眠の手助けになります。
睡眠の質と腸内環境が密接に関わっている事が、最近の研究から明らかになってきました。食事や運動で、腸内環境を整えることが、質の良い睡眠につながるのです。