BEAUTY
2022.03.18

髪のハリ・コシとは?髪を強くするためにできることは?

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見た目印象を左右する髪のハリ・コシやボリューム感。髪のハリ・コシ感が減ってくると、髪がペタんこになりがちなので、しょんぼり気味に見えてしまい気になるものですよね。

加齢に伴い毛髪の状態は変化するため、年を重ねると髪悩みが増えるのは、ある意味仕方のないことです。

ハリとコシのある健康的な髪の条件は、ずばり毛髪内部がタンパク質で満たされ、それを覆うキューティクルがしっかりと閉じていること。これらの条件を満たし、キープする対策について考えてみましょう。

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髪のハリとコシとは?

ハリとコシがある豊かな髪とは、一体どのようなものでしょか。まずは毛髪の構造について確認してみましょう。

毛髪の構造

毛髪は「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3層でできています。

キューティクル

毛髪の一番外側にあるウロコ状の組織で、層をなして毛髪全体を保護するようにカバーしています。重なるキューティクルの枚数は個人差がありますが、多い人で7~10枚程度と言われています。

コルテックス

キューティクルの内側にある組織で、毛髪の成分の約90%を占めていると言われています。毛髪の色を決定するメラニン色素は、このコルテックス層の中にあります。

メデュラ

毛髪の中心にある多孔質状の構造の組織です。メデュラは毛髪に必ず存在するわけではなく、また同じ人物の毛髪においてもメデュラがあったりなかったりする不思議な組織です。アジア人の毛髪は西洋人に比べて径が大きく、メデュラも多く存在する傾向があるとされています。

髪のハリとは

髪のハリとは、言い換えると「髪の強度」を表すものです。
専門的には「毛髪引張特性測定試験」という試験で測定します。

髪のコシとは

髪のコシとは、言い換えると「髪の跳ね返る力」を表すものです。専門的には「毛髪曲げ特性測定試験」という試験で分析します。

髪の毛にハリ・コシがなくなってしまう原因

そもそも毛髪のハリやコシは、人種差・個人差が大変大きいものです。
しかし、経年変化でハリやコシが減少してしまう原因には、加齢に伴う変化以外にも様々なことが影響することが知られています。

原因

髪の構造をなす「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の主成分は、ケラチンというタンパク質の一種です。また、それぞれの層でタンパク質を接着する物質としてCMC(細胞膜複合体)という成分が存在していることがわかっています。

健全な髪を生み出すことを阻害する要因は?

髪を作るための成分が不足すると、当然ですが健康な髪が生えにくくなります。日々、栄養バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

栄養不足以外にも、毛穴の汚れの蓄積、頭皮の血行不良、睡眠不足なども、髪の毛の赤ちゃんである毛母細胞の成長の邪魔をする要因になるので、注意が必要です。

髪の健康を損なう要因は?

現在生えている髪は、爪と同様に死んだ細胞です。
つまり、体の内側から栄養補給しても、今生えている髪には届かないということ。

生えた髪のハリやコシが減少する要因は、ブリーチやパーマ、ヘアカラー、日焼けなどの直接的なダメージや加齢が原因になると言われています。
また見逃しがちですが、髪を洗ったあとに乾かさずに寝てしまい、濡れた状態で摩擦が発生することも、キューティクルを傷つける要因になります。

髪の毛にハリ・コシを取り戻すためにできること

ハリ・コシ効果のあるシャンプー・トリートメントを選ぶ

市販のシャンプーやトリートメントの中には、髪悩み別に適した成分を配合したものが多くあります。

例えば、髪へハリやコシを与える効果のある成分として、現在注目されているのが亜鉛。
髪のキューティクル同士の接着剤的な役割を果たすことで知られるCMC(細胞膜複合体)をしっかりと機能させるためには、亜鉛が重要な役割を果たすということがわかっています。

キューティクルは髪のハリやコシを担う大きな要素です。
そのためには幾重にも重なるうろこ状のキューティクル同士がしっかりと閉じられていることが大事で、中でも、CMC(細胞膜複合体)の中に亜鉛が潤沢にあることが重要です。

日々のヘアケアで、亜鉛を含み、その成分を効率よく浸透させるシャンプーやトリートメントを使い続けることで、髪のハリ・コシの変化を実感できることが期待できます。

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バランスのよい食事をする

髪にも体にも、バランスの良い食生活を心がけることが大事だと考え、日々の食事メニューを考える習慣をつけましょう。
髪のハリコシをケアする成分として亜鉛は重要なものですが、現代日本人の食生活では、亜鉛の摂取量が少ない傾向にあると言われています。日々の食事から意識的に摂取することを心がけることが大事です。

頭皮マッサージで血行促進する

現代人は目を酷使しがちで、その影響から頭皮が固くなり血流不良の状態に陥り、肩こりならぬ「頭こり」の方が少なくありません。頭皮のセルフマッサージをすれば、頭皮だけでなく、お顔の老廃物が流れやすくなり、リフトアップや眼精疲労にも効果があります。

お風呂上りにタオル・ドライヤーで丁寧に乾かす

洗髪後の髪は、たくさんの水分を含み、ふやけてキューティクルが開いている状態に。

濡れた状態で放置することは、言い換えれば保護膜となるキューティクルを脆弱な状態のままにするということであり、摩擦によって髪を傷ませる原因にもなります。

洗髪後はやわらかいタオルで髪の余分な水気を優しく吸い取り、きちんとドライヤーで乾かしましょう。また、ケア成分を含んだヘアオイルやヘアクリームを少量つけ、ブラシを通しておくことで丁寧にケアができます。

まとめ

肌同様、加齢に伴う髪のお悩みも、ケアの方法次第で上向かせることができます。

まずはNG習慣を見直すこと。そのうえで、髪状態に適したヘアケアアイテムを選んで日々のお手入れを続けることの両輪で、健やかな髪を目指しましょう。