6月もあと少し。いよいよ今年も夏がやってきますね。お祭りや旅行などイベントを楽しむためにも、「夏バテ」知らずの元気な体でいたいものです。ところで、夏バテと聞くと体全体がダルくなるようないわゆる“肉体疲労”をイメージするかもしれませんが、実はそれだけでなく、腸も弱りやすくなるのをご存知でしょうか?前回の記事でもご紹介したように、腸は全身の健康に大きく関係しているので、これを放っておくわけにはいきません。
そこで、今回は、腸の健康に着目した「夏バテ対策」をご紹介します。本格的な夏が来る前に、今からしっかり対策をして元気な体を手に入れましょう!
「腸疲労」が夏バテを加速させる?!
厳しい暑さが続く夏場は、消化機能が低下する「腸疲労」にもなりやすい季節です。腸疲労は、暑くて冷たいものばかりを口にしたり、食欲がないからとサプリメント類に頼ったりするなどが原因で起こります。
腸疲労に陥ってしまうと、たとえ栄養をしっかり摂ってもそれが吸収されにくく、さらに体調不良になるという悪循環に……。こうならないためにも、夏こそ腸内環境を整えることが大切なのです。
では、一体どのような食生活が良いのでしょうか?まず実践したいのが、「できるだけ3食食べる」こと。食欲がないからと食事を抜かず、毎食食べることが大切です。食事の内容としては、「糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンB群」を意識して、バランスよく摂取できるのが望ましいですね。また、食べる際はなるべく腸に負担をかけないように、消化の良いものを選びよく噛んでゆっくり食べてください。
夏バテを防ぐカギとなる「自律神経」にも着目!
前章では、腸疲労が夏バテに関係するとお話しましたが、ここでは、夏バテの大きな原因と考えられる「自律神経」についてみていきましょう。夏場は、暑さで寝苦しく不眠になったり、冷房の効いた室内と室外との激しい温度差があったりで自律神経が乱れやすいので、調子が悪くなるのです。
睡眠は疲労回復するためにも欠かせない重要なもの。寝るときはタイマー設定でエアコンを効果的に使って、眠りやすいように環境を整えるようにしましょう。一方、室内外の温度差対策として、室内ではエアコンを強めすぎずないことと、羽織ものやブランケットなどで調整することを心がけてみてください。自律神経を“いたわる”ことで、体が元気になりますよ。
免疫力アップで元気な体に!「腸内環境」を整える栄養満点レシピ
夏バテだけでなく、夏風邪などから身を守るためにも、「免疫力」アップが欠かせません。ここでは、「腸内環境」を整えて免疫力アップを目指すレシピをご紹介します。
モロヘイヤとなめこのスープ
材料(2人分)
モロヘイヤ 1/3袋(30g)
なめこ 1/2袋(50g)
だし汁 1と1/2カップ(300ml)
★A
- 酒 大さじ1と1/2
- みりん 大さじ1/2
- 塩 小さじ1/4
- 薄口醤油 小さじ1
<作り方>
- モロヘイヤは軸から葉だけを取り、できるだけ細かく刻む。なめこは水洗いし、水気を切る。
- 鍋にだし汁を入れ強火にかけ、煮立ったらAを加え、再び煮立ったら1を加える。
- 全体にしんなりしてきたら火を止め、器に注ぐ。
出典元:健康道場ブランドサイト
カレーソースの豆腐ハンバーグ
材料(2人分)
木綿豆腐 1/2丁(150g)
エリンギ 1本(70g)
茹で大豆 大さじ4(40g)
玉ねぎ 1/6個(30g)
パセリ あれば
しめじ 1パック(90g)
パプリカ 1/2個(80g)
レタス 2枚(40g)
片栗粉 大さじ1
米油 小さじ1
★A
- ナツメグ あれば
- 塩 小さじ1/6
- こしょう 少々
★B
- カレー粉 小さじ1
- ウスターソース 小さじ2
- ケチャップ 小さじ1
- きび砂糖 小さじ1
- 水 1/4カップ(50ml)
<作り方>
- 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、レンジで2分程度加熱して水切りする。
- エリンギは1cm角に切る。茹で大豆・玉ねぎ・パセリをそれぞれみじん切りにする。しめじは小房に分け、パプリカは5mm幅に切る。
- 玉ねぎとエリンギは、クッキングシートを敷いたフライパンでしんなりするまで弱火で炒め、冷ます。
- ボウルに1と3、茹で大豆・片栗粉・Aを加え、粘りが出るまで混ぜ合わせる。2等分して小判型に成形する。
- フライパンにクッキングシートを敷き、その上に4をのせて中火で両面を焼く。焼き上がったハンバーグは器にとっておく。
- Bを電子レンジ(500W)で30秒加熱する。
- クッキングシートを除いたフライパンに米油を熱し、しめじとパプリカを入れ、蓋をして加熱する。火が通ったら5のハンバーグと、6のソースを入れ、蓋をして弱火で軽く煮込み、味をなじませる。
- 器にレタスを敷き、7を盛り付け、仕上げにお好みでパセリをふる。
出典元:健康道場ブランドサイト
まとめ
夏バテはズルズルと長引くケースもありとてもやっかいですが、生活を見直すと防ぐことができますよ。また、暑いからといって室内にこもりきりでは運動不足になるので、朝や夕方など涼しい時間帯に軽い運動を取り入れるのも大切です。もちろん、外に出る際は紫外線対策をお忘れなく。元気な体で夏を存分に楽しみましょう!