BEAUTY
2025.03.18

男性もUVケアの時代!春から始める紫外線対策で健やかな肌を

近年、日焼け止めを使う男性が増えているのをご存知でしょうか。
かつて日焼けは「男らしさ」の象徴でもありました。しかし現代では、「肌を守ることは、女性だけでなく、男性にとっても当たり前」のことだと考える人が、確実に増えているのです。これは審美の観点だけでなく、未来の健康リスクを減らすことにも繋がるため、積極的に広めてゆきたい習慣です。

こちらの記事では、紫外線対策を始めるべき時期や紫外線リスクの男女差、おすすめの紫外線対策をご紹介します。

真冬に比べると2倍!無防備ではいられない3月の紫外線

気象庁のデータによると、紫外線量は3月あたりから急激に多くなり、5~7月にかけてピークを迎えます。「紫外線=夏」のというイメージもあって、気温が低い季節はうっかり日焼け止めなしで外出してしまうことも多いのではないでしょうか。

参考:東京都の日最大UVインデックス(解析値)の月別平均値グラフ(2024年)
参考:東京都の日最大UVインデックス(解析値)の月別平均値グラフ(2024年)

加えて、夏の間は頭上の高い位置から日光が降り注ぐことに対し、春の日光は低い角度から横向きに届くという特徴があります。そのため日光が顔全体や首に当たりやすく、気づかないうちに肌へのダメージが蓄積する傾向があるのです。

季節による陽射しの角度の違い

加えて、3月頃は「乾燥」「花粉」「PM2.5」「黄砂」なども無視できません。これらの外的刺激で肌のバリア機能が低下すると、紫外線によるダメージを受けやすくなります。その結果、通常よりも深刻な日焼けや肌ダメージを引き起こす可能性が高くなる場合も。

春の陽射しは穏やかな印象があり、油断しやすいもの。だからこそ、しっかりガードすることが大切です。

紫外線が肌に与える影響:男女の違いはあるの?

意外かもしれませんが、実は男性のほうが紫外線に弱い傾向があります。紫外線の影響における男女差について、先天的な要素や生活スタイル・意識の違いなどを確認してみましょう。

■紫外線の影響における男女差

紫外線の影響は「男性のほうが紫外線の影響を受けやすい」ことが、様々な研究からわかっています。

【紫外線の影響は男性のほうが受けやすい】
最小紅斑量(MED)の比較研究では、興味深い結果が得られています。男性のMEDが女性よりも有意に低いことが確認され、これは男性の紫外線感受性の高さを示しています。

※最小紅斑量(MED)とは 紫外線を浴びた24時間後、皮膚に紅斑を生じる最小限の紫外線照射量。 MEDは個人の肌の色調などによって異なり、紫外線感受性の指標として用いられます。

■生活スタイルや意識における男女差

女性は審美の観点から積極的に日焼け対策やスキンケアをしている人が大半です。一方男性は、日焼け対策を日常的に実施している人が、増えているとは言え、女性に比べてまだ少ないと言えます。

●スキンケア不足
積極的にスキンケアを行う女性に比べ、男性はスキンケアをしてない・足りていない人が多いと言われています。スキンケアが十分でない人は日常的に積極的に行う人に比べ、乾燥したお肌に充分な潤いを与えられていない可能性があります。

●屋外でのアクティビティ
ゴルフやサーフィン、アウトドアなど、屋外のアクティビティを好む人は、紫外線を多く浴びています。また男性は、日焼け止めを塗る習慣がない人も多く、結果的に紫外線ダメージが大きくなりがちです。

●ひげそりなどの摩擦
毎日行うひげそりは強い摩擦が発生する場合があり、肌の炎症を起こしやすくなります。肌の炎症が発生している状態は、肌バリアが低下しているという意味でもあります。

●皮脂分泌
アルコール摂取や食事の傾向、喫煙習慣などの影響で、皮脂分泌が女性より多くなりやすい傾向があります。皮脂分泌が多いと紫外線を浴びたときの肌ダメージが大きくなると言われています。

このような背景から、日焼けダメージは男性のほうが蓄積されやすい傾向が。長期的に続けば、将来の健康リスクに繋がる可能性も高まるということを覚えておきましょう。

3月の紫外線対策:女性も男性も気をつけるべきポイントは?

3月は春の兆しが見えますが、まだ冬並みの寒さが残る季節です。多くの方はコート姿で、肌の露出も少ないでしょう。そのため、身体の日焼け対策はあまり心配ありません。主に気をつけたいのは、露出しているお顔と首元です。

ただし、春の日差しは油断大敵です。気温は低くても紫外線量が多いのは前述のとおり。特に、長時間の外出時は注意が必要です。

対策として、お顔に日焼け止めを塗り、帽子やサングラスも活用を。首元にはマフラーやスカーフも良いでしょう。長時間のドライブ時は特に注意が必要です。顔、耳の後ろ、首、腕、手の甲など露出部分に、しっかり日焼け止めを塗ることをおすすめします。

忘れないでね!短めの髪型が多い男性は、「耳」注意。耳は皮が薄くダメージに弱いため、紫外線に長時間当たると黒くなったり、皮がめくれたりすることがあります。忘れずに日焼け止めを塗りましょう。

3月の日焼け止め選び:家族やパートナーといっしょに使えるものを選ぼう

男性の中には、日焼け止め選びに迷う方も多いかもしれません。そんな時は、身近な人が使っているものを「シェア」するところから始めてみてはいかがでしょうか。

女性向けの日焼け止めは、使用感や保湿効果にこだわった高機能なものが多い傾向にあります。
3月頃は空気が乾燥する季節なので、男性の肌にも保湿が大切です。そのため、日常の日焼け対策には男性も女性用を使うことが適していることも。ぜひ、パートナーが使っている女性向けの日焼け止めにもチャレンジしてみてください。

紫外線や近赤外線、あらゆる光ダメージから肌を守り
明るく、健やかな印象の肌へ。

サンスター エクイタンス 光プロテクション( SPF50・PA++++)

サンスター エクイタンス 光プロテクション( SPF50・PA++++)

家族で使える日焼け止めを選んでシェアすると、継続的な紫外線対策が習慣づけやすくなります。肌質や好みに合わせて、みんなで使いやすい製品を見つけていくのも良いかもしれません。

大人の肌は、体の内側からのケアも忘れずに

しっかり紫外線対策をした肌でも、肌内部ではダメージが蓄積しています。ダメージを回復するには、肌のターンオーバーサイクルを正常に保つことが重要です。そのためには外側からのケアだけでなく、内側からのケアも欠かせません。バランスの取れた食事で必要な栄養素を摂り、健やかな肌を維持しましょう。

日焼け対策には、抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノール類の摂取が効果的です。これらの栄養素は、紫外線によって生じる活性酸素を除去し、シミやソバカスの予防が期待できます。

紫外線対策におすすめの食材

肌の健康を内側から支えるには、飲料やサプリメントも効果的な選択肢です。年齢とともに肌内部のコラーゲンは減少し、50代では20代の約7割まで減ってしまうと言われています。そのため、外側からのケアだけでは、肌の健やかさを保つのに十分ではありません。

忙しい日々を送る中で、食事からの栄養摂取が不足していると感じる方は、サプリメントや飲料で積極的な補給を心がけましょう。

大人の美肌は毎日のお手入れから。今日からできることを始めよう

美しく健やかで清潔感のある肌は、日々の小さな積み重ねから生まれるもの。
男女問わず「日焼け止めを使う」「インナーケアを積極的に実践する」、これらの習慣を続けることで、5年後、10年後の肌は確実に変わっていきます。未来の自分への贈り物として、美肌習慣始めてみませんか。