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2019.07.22

サラツヤ髪を目指す 正しい頭皮・髪の毛の洗い方

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鏡に映る自分の姿。顔と同じようにヘアスタイルのことも気になりますよね。ヘアメイクは頑張っているという方は多いかと思いますが、ヘアケアはどうでしょう?スキンケアに比べておざなりになりがちではないでしょうか。

世の中にはたくさんのシャンプー・トリートメント・スタイリング剤などの商品がありますが、スタイリング剤などで「サラツヤ髪」に見せるだけでは、根本的な改善にはなりません。それよりも大事なのは、髪の土台である頭皮からケアすること。そのためには、まずはシャンプーを見直すことです。多くの人が正しいやり方を知らない「頭皮・髪の毛の洗い方」。思い立った時こそ、見直すタイミングです。
正しいケアで「サラツヤ髪」を目指しましょう。

美しい髪は頭皮で決まる

髪にツヤがない、コシが弱くて立ち上がりが悪い、ボリュームがない...そんな時、人は目に見える部分ばかりをどうにかしようと考えがちです。でも、髪の問題の根底には、頭皮の状態が関係していると言われています。

ですが頭皮は髪に覆われ、なかなか見る機会がないので気づきません。私たちはまず頭皮と髪の関係について、きちんと理解しておく必要があります。

頭皮は肌の一部です

みなさんは健康な頭皮とはどんな様子か想像ができるでしょうか?
頭皮は顔の肌とつながっていますので、当然、基本構造も同じです。表皮、真皮、皮下組織の3層からなり、ターンオーバーを繰り返し、表皮の一番上層にある角質層は常に剥がれ落ちて、生まれ変わっています。また頭皮は体の中でも皮脂分泌が活発な場所なのです。この天然の保湿剤が程よく髪に行き渡ればよいのですが、様々なトラブルにより毛穴で皮脂詰まりが起きてしまいます。そのまま詰まった皮脂が残ると酸化し、乱れた頭皮環境につながってしまいます。健康な頭皮をつくるには、きちんと皮脂汚れを落とすことが大切。また頭皮のターンオーバーを正常なサイクルにすることも大切です。

髪の毛の仕組みとは?

髪の毛の構造は3層からなり、一番外側はキューティクル、その内側はコルテックス、芯の部分にメデュラの順に並んでいます。キューティクルは外部の刺激を防ぐ膜のような役割があり、コルテックスは髪を構成する大きな部分で、ほとんどがケラチンというたんぱく質からなります。ただ、これらは、どれも自己修復機能を持たない細胞。一度ダメージを受けて傷ついてしまったキューティクルやコルテックスは自力で元に戻ることはありません。角化した(細胞分裂が終わった状態)髪の細胞に直接働きかけて、自ら元気になってもらうなんて無理な相談です。ですから、毎日のお手入れをしっかりする事が大切なのです。

髪の生え変わりのタイミング

髪の毛はそれぞれ抜けたり生えたりという状態を繰り返しています。また髪は、頭皮の皮下組織にある毛根の毛母細胞が活発に分裂を繰り返すことで成長します。この毛母細胞が元気に働くためには、頭皮が健康で血行の良い状態であることが大切です。

基本の洗い方を覚えておこう

健康な頭皮を維持するためには、シャンプーで頭皮の汚れを落とすことが重要です。今まで髪だけを洗えばいいと考えていた方は「髪も頭皮も洗う」ことを心がけてみませんか?
正しいシャンプーのやり方をここでしっかり覚えておきましょう。

髪と頭皮は毎日洗うべし

洗顔と同じで、毎日のシャンプーは習慣づけておく必要があります。

整髪料を使わない日は、髪を洗わなくてよいかというとそうではありません。頭皮は普通にしていても、たくさんの汗をかき、皮脂を分泌します。
まずは、毎日のシャンプーをきちんと行うことが重要なのです。

ブラッシングと予洗いが大事

シャンプーをする前に、心掛けてほしいステップとして、ブラッシングと予洗いがあります。
ここでいうブラッシングとは髪や頭皮についたほこりや汚れを落とし、角質を浮かせること

髪を濡らす前に、ブラシで毛先を優しくときほぐし、そのあと髪の流れとは逆方向に、顔周りや襟足から頭頂部に向かって、汚れをかきだすようなイメージでとかします
ブラシが硬すぎたり、力が入りすぎたりすると摩擦で髪や頭皮が傷ついてしまうので、気をつけて。毛先と頭でブラシを変えるのもおススメです。丁寧にブラッシングすることで、汚れ落ちが良くなり、頭皮の血行促進にも効果がありますので、ぜひ毎日のシャンプー前に取り入れてみてください。

ブラッシングが終われば、いよいよ洗髪。しかし、まだシャンプー剤はつけません。
最初はぬるま湯で髪と頭皮を洗う、予洗いからスタートします。予洗いは手のひらにためたお湯を地肌にかける「ためすすぎ」も時々入れるのがコツ。頭皮にぱしゃぱしゃとためたお湯をかけましょう。

予洗いのポイントはしっかり時間をかけること。1~2分程度は予洗いを行うよう心がけましょう。

頭皮を洗う時の指の動かし方

予洗いができたら、やっとシャンプーへ。シャンプーでは、頭皮についた皮脂汚れをきちんと落としたいので、シャンプー剤が頭皮全体に行きわたるように気をつけながら行いましょう。

まずは手のひらで軽く泡立ててから全体を丁寧に洗いましょう。この時、髪をかき分け、毛流れに逆らって下から上へと指を差し入れることで、頭皮全体にシャンプー剤が行き渡るようになります。それから指の腹を使って優しく洗います。生え際から頭頂部に向かい、ジグザグに指を交差しながらマッサージの要領で洗いましょう。頭皮を軽く動かしほぐすようにするとより効果的です。
その後、左右の耳の上、後頭部の順で洗いましょう。

また、耳の後ろは忘れがちなので気をつけて洗いましょう。

傷まない!ロングヘアの洗い方は?

水に濡れると開く性質があるキューティクル。ロングヘアは特に注意!絡まったままでシャンプーを始めると髪がこすれてダメージを与えやすいのです。

これを防ぐためにも、さきほどご紹介した水に濡らす前にブラッシングで髪のもつれをほどき、予洗いである程度の汚れを落としておくことが大切です。

臭いが気になるのは後頭部

髪が密集している頭皮は、温かく湿りがちで、ただでさえ臭いの元になる菌が繁殖しやすい環境。過剰な皮脂が残ったままでは、菌が余計に増えてしまいます。洗い残しが多く、皮脂が最もたまりやすい傾向にあるのが後頭部。指の腹でもみだすように洗って、毎日のシャンプーで皮脂汚れをしっかり落とすことが肝心です。

シャンプーは増やした方がいい?

シャンプーの泡立ちが悪いと、シャンプーの量が足りないのではないか?と心配になるかもしれません。でもシャンプーの量はどちらかというと少なめの方が良いのです。

予洗いをきちんとすることで、ある程度汚れは落ちていますし、頭皮が濡れているので少量でもシャンプーは行き渡りやすくなります。

どうしても汚れが落ち切れていない気がする場合は、前のシャンプーをつけたまま追加するのではなく、一旦すすいでから、新しくシャンプーをつけて二度洗いするようにしましょう。

男性の髪の洗い方 そのポイントは?
男性は女性よりも皮脂の分泌量が多いので、よりしっかり頭皮を洗うという意識が必要です。

また男性は女性より髪が短い人が多いので、短時間でシャンプーを終えてしまいがちです。さらに、よく洗おうと力が入りすぎて頭皮を傷つけてしまうと、炎症が起こり、かえって頭皮に負担をかけてしまいます。

自分が思っているよりもゆっくり時間をかけて丁寧にシャンプー&すすぎをすることを心がけましょう

すすぎは下向き&上向き、どちらと決めずにいろいろな角度から丁寧に

最後は、丁寧に、ゆっくり時間をかけてすすぎましょう。はえぎわや襟足、耳の後ろなど、一方向からではどうしてもすすぎ残しの気になる箇所が出てしまいます。下を向いたり、上を向いたり、いろいろな角度からすすぐようにすると効率的です。

すすぎ残しは絶対NG

よくありがちなのがすすぎ残し。泡がなくなったらOKと考えて、シャワーで流して、さらっとおしまいにしてませんか?

はえぎわや後頭部、すすぎ残しが多いとされるところは注意。もしかすると、汚れやシャンプー剤が残ったままかもしれません。ぬかりなく行うことを心得ておきましょう。

べたつき、フケ…お悩み別 スペシャルケア

シャンプーを正しく行っているつもりでも、気候や体の状態によって、皮脂がいつもより多く分泌されたり、角質がたまりやすくなったりすることもあります。頭皮は外から気づかれにくい場所なので、気づかないうちに不調がでてきます。そんな困った時の改善法をお教えします。

べたつき、フケのスペシャルケアにはディープクレンジング

暑い時期は頭皮が蒸れて、いつも以上にべたつきを感じがち。いつも通りのシャンプーですましていたら、毛穴に皮脂がつまり、これが厚くなることで、べたつきやフケが出てしまうことも。

こんな頑固な汚れを一旦すっきりさせるために、ディープクレンジングを取り入れてみるのも1つの方法。
やり方は簡単で、シャンプー前に頭皮用のクレンジングオイルを塗布し、毛穴の周囲になじませるだけ。汚れが浮き出た後すすいだら、いつも通りのシャンプーです。
このひと手間で頭皮が驚くほどすっきりするのを感じるはず。ディープクレンジングの頻度は少なくても、定期的に行うことで、髪のお悩みが改善するかもしれません。

抜け毛が気になる方へ。頭皮環境の整え方

男女とも加齢とともに、髪が次第に細くなるのは仕方ないこと。さらに男性の場合は、男性ホルモンの影響が女性よりも強く出るので、抜け毛が増える人もいます。

そこにターンオーバーの乱れや血行不全で、髪の成長が遅れると、抜け毛に追いつかず、頭部が次第に寂しくなっていきます。

抜け毛が過剰に増えるのは、遺伝やストレス、食生活、喫煙など...様々な要因がありますので、一概にこれをすれば安心という対策はありません。しかし、育毛のために、シャンプーで頭皮をしっかり洗い、頭皮の環境を整えておくことは大切です。

基本の頭皮の洗い方でもご紹介しましたが、シャンプーの際、マッサージを取り入れるのも有効な手段。毎日コツコツと丁寧なケアを続けることで、ふかふかで柔らかい頭皮のベッドが出来上がります。きっと髪も居心地が良いと感じてくれるはずです。

美しいサラツヤ髪をつくる +αのお手入れ

シャンプーで頭皮を清潔にした後は、お手入れも次のステップへ。
サラサラ、ツヤツヤの美しい髪に導くにはどんなケアをプラスすればよいのか。最後に、その方法やコツをお教えします。

サラサラ、ツヤ髪に導く保湿ケア

洗顔後に保湿ケアをするように、正しくシャンプーした後に、コンディショナーやトリートメントで髪を保湿してあげましょう。髪が傷みやすい人やパーマ、カラーリングで負担のかかっている人は、髪のたんぱく質を補うトリートメントがおすすめです。しっかりトリートメントの栄養を髪の内部に浸透させるためにも、5分程度時間をおいてから流すようにするとより効果が感じられます。

また、男性にもトリートメントは必要です。乾燥や紫外線、生活習慣などで髪が傷んでしまっている方もいます。髪の状態に合わせて、男性でもトリートメントで潤いを補給しましょう。

更にツヤ髪を目指す。リバースケアって?

普通シャンプーをしてからトリートメントを行いますよね?リバースケアはその逆。つまりリバースケアとはシャンプーの前にトリートメントを行う方法。トリートメントを先にすることで、油分が髪をコーティングするので、摩擦によるダメージを防いでくれます。ブラッシングの後トリートメントを付けましょう。痛みやすい毛先からもみ込むように付けるのがポイント。お湯で洗い流した後にシャンプーを行い、仕上げにまたトリートメントを行いましょう。

仕上げの乾かし方。 髪を傷めない方法とは?

濡れている髪はキューティクルが開いている状態なので自然乾燥はパサつく原因に

他にもタオルで強くこすったり、ブラシをあてたりすると、髪はすぐに傷んでしまいます。また、頭皮が濡れたままで放置すると、蒸れて雑菌が繁殖しやすくなるので要注意。これらの問題を防ぐためにも、ドライヤーで髪を素早く乾かすように心がけましょう。ドライヤーの前に、タオルで押さえるように頭皮、毛先の水分を取り除きます。

頭皮のつっぱり感や乾燥が気になる方は、ドライヤーの前に頭皮用エッセンスで頭皮を保湿し、マッサージをしてから、乾かすといいですよ。

ドライヤーのかけ方で特に注意することは、以下の3点。

  • 高温にしすぎないこと
  • 髪から20㎝程度離すこと
  • 根元部分、頭皮から乾かすこと

ドライヤーのかけすぎも髪を傷める原因となりますので注意しましょう。うつむいた状態で、乾きにくい後頭部から乾かしていきます。ボリュームが欲しい時は、根元を起こすように乾かしましょう。逆にボリュームダウンしたい場合は根元が起きないように上から垂直にドライヤーをあてます。全体的に乾かしたら、髪を引っぱりながら、うねりやクセを伸ばします。最後に両サイドに風を入れて乾かし、仕上げに冷風をあててキューティクルを引き締めたら、お手入れ完了です。

まとめ

髪の毛のトラブルを感じているなら、まずは頭皮のケアを見直しませんか。
そのためにはシンプルに、基本の実践から。今回お伝えした、ブラッシングや予洗いなど毎日のケアに取り入れることが大切です。正しいシャンプーで、きっと髪の未来は変わるはずです。是非試してみてください。